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 シスコシステムズは2017年4月13日、資料のプレゼンテーションやホワイトボードなどの使い方ができる会議用の多機能型ディスプレイの新製品「Cisco Spark Board」を発表した。市場想定価格は50万円台からで、2017年度内に2万台の販売を目指す。

Cisco Spark Boardでデジタルホワイトボード機能を使っているデモンストレーション
Cisco Spark Boardでデジタルホワイトボード機能を使っているデモンストレーション
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 タッチパネル付きのオールインワン型の会議端末。画面サイズは55インチまたは70インチで、会議室に設置して使う。機能は、(1)資料のプレゼンテーションと共有をワイヤレスで行える機能、(2)タッチパネルを活用したデジタルホワイトボード機能、(3)ビデオ会議機能、の三つで構成する。

 会議のデジタル化によって会議を効率化することを狙う。資料は、スマートフォンなどからクラウドを介してディスプレイに表示できる。会議中に使うホワイトボードは、パソコンなどとリアルタイムに画面を共有し、複数人で同時に書き込みながら議論できる。書き込んだ情報は、クラウドに保存して共有できる。

 背景には、会議の効率が悪い、という状況がある。同社によると、企業は37%の時間を会議やメールなどのコミュニケーションに費やしている。さらに、会議は10分遅れて始まり、70%の人が会議中に別の仕事をしている。

 「働き方改革は会議改革。まず会議の姿を変える」と、シスコシステムズの執行役員でコラボレーションアーキテクチャ事業担当のアーウィン・マッティー氏は、Cisco Spark Boardの意義を主張する。

シスコシステムズの執行役員でコラボレーションアーキテクチャ事業担当のアーウィン・マッティー氏
シスコシステムズの執行役員でコラボレーションアーキテクチャ事業担当のアーウィン・マッティー氏
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会議室にいればゲストでも会議に参加できる

 Cisco Spark Boardは、インフラ基盤として、クラウド型の統合コミュニケーションサービスでチャットやビデオ会議や資料共有などの機能を備えた「Cisco Spark」を使う。Cisco Spark Boardの操作はボタンひとつだけであり、簡単に使えることを目指している。

 Cisco Spark Boardを使って資料を表示する方法は二つある。画面出力ケーブルで接続するやり方と、専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンやパソコンからワイヤレスで行うやり方である。

 ワイヤレスで資料を表示する仕組みは、スピーカーから出力する超音波でスマートフォンなどの端末とペアリングした上で、クラウドを介して画面データを転送して表示するというもの。この仕組みによって、アプリケーションさえインストールしておけば、会議室に居さえすればゲストでも資料を表示できる。

 ビデオ会議用に、4Kカメラとマイクも内蔵する。話者の声を効率よく拾うため、12個のマイクを使ったビームフォーミング機能を備えている。

 Cisco Spark Boardの販売に当たり、KDDIとの協業も始める。具体的には、2017年7月に、KDDIがCisco SparkとCisco Spark Boardの販売を開始する。さらに、7月以降できるだけ早い時期に、Cisco Sparkのインフラを使って、定電話番号をそのまま使えるIP電話サービスを開始する。

Cisco Sparkの販売で協業した、KDDIの取締役執行役員常務でソリューション事業本部長の東海林崇氏(左)と、シスコシステムズの代表執行役員社長である鈴木みゆき氏(右)
Cisco Sparkの販売で協業した、KDDIの取締役執行役員常務でソリューション事業本部長の東海林崇氏(左)と、シスコシステムズの代表執行役員社長である鈴木みゆき氏(右)
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KDDIは、既存の固定電話番号をそのまま使えるIP電話サービスをCisco Sparkのインフラを活用して7月以降に開始する
KDDIは、既存の固定電話番号をそのまま使えるIP電話サービスをCisco Sparkのインフラを活用して7月以降に開始する
(出所:KDDI)
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