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 米Dell EMCは2017年4月25日、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)やクライアントを従量課金で提供する計画を明らかにした。一部の顧客と個別に契約していた従量課金モデルを一般提供する。5月8日から開催の自社イベントで詳細を発表する。

 来日した米Dell EMC Services and IT担当プレジデントのハワード・エライアス氏は「HCIやクライアントを“アズ・ア・サービス”としてパブリッククラウドが提供する課金モデルで提供する。顧客はオンプレミスのソリューションを従量課金で利用できる」とする。HCIはPCサーバーとサーバー仮想化ソフトやストレージ仮想化ソフトおよび運用管理ソフトを組み合わせ、計算資源とストレージのインフラを柔軟に拡張できるシステムのこと。同社は「Dell EMC VxRail」「Dell EMC VxRack」といったHCI製品を提供している。

米Dell EMC Services and IT担当プレジデントのハワード・エライアス氏
米Dell EMC Services and IT担当プレジデントのハワード・エライアス氏
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 Dell EMCは2016年9月に誕生した米デル・テクノロジーズ傘下で企業向けIT事業を担当する。旧デルによるEMCの買収に伴い、株式を非公開化した。受注すると即売上が立つハードウエア事業と違い、「従量課金モデルを広く提供する施策は、四半期ごとに業績を上げる必要がある公開企業では採りにくかった」(エライアス氏)と計画の背景を語る。

 企業向けクラウドサービスの強化も急ぐ。デル・テクノロジーズの基幹業務向けクラウドサービス「Virtustream」を米Virtustream、NTTコミュニケーションズ、EMCジャパンの3社で今春に国内提供する計画を、2月6日に発表済みだ。クラウドサービスと課金モデルの拡充で、パブリッククラウドとオンプレミスの利点の両取りを狙う顧客のニーズに応える。