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 NTTデータは2017年5月8日、システム開発の作業手順などを体系化した開発方法論を刷新し、世界各国のグループ企業と統合したと発表した。同社が2000年代前半から利用する開発方法論「TERASOLUNA」の事実上の後継となる。新しい開発方法論の名称は明らかにしていないが、TERASOLUNAとは別の名称になると見られる。

 NTTデータは新しい開発方法論の狙いを三つ挙げる。(1)人材リソースの有効活用、(2)開発ナレッジの有効活用、(3)世界各国での一貫サービスの提供、である。

 (1)は、開発方法論の統一によって世界各国のグループ会社が連携しやすくなるため。例えばオフショア先として、NTTデータがこれまで主流としてきた中国に加えて、東南アジアやインドのグループ会社も活用しやすくなるという。

 (2)の開発ナレッジの有効活用は、グループ各社が持つノウハウを横展開しやすくなる効果によるもの。例えば大規模なアジャイル開発に長けた海外グループ企業の知見を、日本の案件に応用できる。

 (3)世界各国での一貫サービスの提供とは、複数国に展開する案件を想定したもの。世界各国で同じ開発方法論を活用することで、プロジェクトの進め方、成果物の品質基準などをそろえやすくなる。

 これらの狙いを踏まえた新しい開発方法論は、大規模な業務系WebシステムのSI案件向けの方法論であるTERASOLUNAを大幅に拡張したものになっているという。例えば、ウォーターフォール型に加えてアジャイル開発にも本格的に対応したほか、保守開発を委託するAMO(アプリケーションマネジメントアウトソーシング)サービスなどにも適用できるようにした。開発の規模も中小から複数国をまたぐ大規模な案件まで幅広く適用できるようにした。

 NTTデータは、開発方法論としてのTERASOLUNAの要素は、新しい開発方法論にすべて引き継いだとしている。従って、フレームワークなどの開発環境や、サポートといった開発方法論以外のTERASOLUNAは、新しい開発方法論と組み合わせて利用できる。