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 米Amazon.comはこれまで、テストプログラムとして運営していた生鮮食料品の店頭受け取りサービス「AmazonFresh Pickup」を一般公開し、本格運営を始めた。

 同サービスは、顧客がスマートフォンなどを使ってオンラインで注文し、希望の受け取り日時を指定した後、車で店舗に行き、商品を受け取るというもの。Amazon.comは2017年3月下旬から、米ワシントン州シアトルのバラード地区とソードー地区で、同社従業員を対象に試験運営していたが、Seattle TimesTechCrunchなどによると、現地時間5月25日にこれを一般公開した。

 AmazonFresh Pickupの店舗には、ガソリンスタンドで見られるような屋根付き駐車スペースがあり、顧客はここに車を乗り入れる。Amazon.comの従業員はあらかじめ棚から商品を取り出し、紙袋に詰めて準備しており、顧客が到着すると車のトランクまで運ぶ。取り扱い商品は、肉や野菜、乳製品、パンなどの食料品のほか、日用品もあり、商品種は数千に上る。

 このサービスはAmazon.comの有料プログラム「Prime」や、同社が米国などで展開している会員制の生鮮食品ネット販売「AmazonFresh」の会員に向けたもの。前者の米国における年会費は99ドル。後者はこれに加え、月額14.99ドルの会費がかかるが、新サービスの利用にはそれ以外の料金は不要。また最低注文量という制約も設けていない。このほかAmazonFresh会員には、注文から15分で商品を準備するという特典がある。店舗の営業時間は、バラード地区とソードー地区のいずれも午前7時から午後10時まで。

 オンラインで商品を注文し、車で受け取りに行くこうしたドライブスルー方式のサービスは、カーブサイドピックアップやクリック・アンド・コレクトとも呼ばれ、米小売り大手Wal-Mart Storesや米食品スーパー大手Krogerも展開している。米Wall Street Journalによると、Wal-Mart Storesは2018年末までに同様のサービスを全米1000店舗に拡大する計画。