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 ローソンが設立の準備を進めている新銀行の勘定系システムに米オラクル製のパッケージソフトを採用することが日経コンピュータの取材で分かった。安価なIAサーバーなどで動作する「オープン勘定系」の採用によってシステム投資コストを抑え、競争力を高める。

都内のローソン店舗
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都内のローソン店舗

 米オラクルの子会社で金融分野のシステムを手掛けるオラクルフィナンシャルサービスソフトウェアの「FLEXCUBE」を使って勘定系システムを構築する。同ソフトは国内ではインターネット専業のじぶん銀行などが導入した実績がある。じぶん銀行は三菱東京UFJ銀行とKDDIが設立した。三菱東京UFJ銀行はローソンの銀行設立準備会社にも出資している。

 国内の大手銀行や地方銀行は勘定系システムを構築する際、動作プラットフォームには信頼性を重視してメインフレームを使うことが多い。メインフレームはハード本体のほか周辺機器や対応ソフトが高額のため、構築費用は100億円を超えるのが一般的。一方、ネット銀行などは安価なオープン勘定系を選ぶことが多く、構築費用は100億円未満に抑えやすい。

 ローソンは新銀行の開業時期を公表していないが、2018年以降に参入するとみられる。現在は子会社のローソン・エイティエム・ネットワークスを通じてコンビニ店舗にATMを設置している。コンビニ業界ではセブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン銀行が先行している。