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 米AMDは2017年6月20日(米国時間)、米国テキサス州オースチンで開催した発表会において、HPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)用の演算ボード「Radeon Instinct」を発表した。MI25、MI8、MI6の3モデルある。深層学習(ディープラーニング)などでの利用を見込む。2017年7月に出荷する。

Radeon Instinctを手にする米AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)
Radeon Instinctを手にする米AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)
(撮影:大原 雄介、以下同じ)
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 Radeon Instinct MI25は同社が「Vega」と呼ぶ世代のGPU(Graphics Processing Unit)をベースにしている。AMD製GPUの演算ユニット単位「Compute Unit(CU)」を64個搭載している。CUは多数の演算器「Stream Processor」で構成されており、MI25では合計4096個のStream Processorを内包する。32ビット浮動小数点演算性能は12.3テラFLOPS、16ビット浮動小数点演算は24.6テラFLOPSという。メモリーはHBM(High-Bandwidth Memory)2規格で16GBを搭載する。メモリー帯域幅は484GB/秒。

米AMDが明らかにしたRadeon Instinctの仕様
米AMDが明らかにしたRadeon Instinctの仕様
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 Radeon Instinct MI8は、同社が「Fiji」と呼ぶGPUアーキテクチャーを採用した。16ビット/32ビット浮動小数点演算性能は8.2テラFLOPS。Radeon Instinct MI6は「Polaris」アーキテクチャーを採用しており、16ビット/32ビット浮動小数点演算性能は5.7テラFLOPSという。

 また、AMDは発表会でサーバー向けCPU、EPYCの仕様と価格も明らかにした。最初に出荷されるのはEPYC 7601/7551/7451/7351。残る製品も7月末までに出荷開始される。末尾にPが付くのは1ソケット向けだが、これは2ソケット用の接続インタフェース「Infinity Fabric」を無効(PCI Expressとしてのみ利用可能)にして、価格を下げた製品となる。

EPYCのラインアップと価格
型番コア/
スレッド
2ソケット
対応
動作周波数(GHz)
最小/最大
3次
キャッシュ
TDP(W)
最小/標準/最大
価格
EPYC 760132/642.2 3.2 64MB1651802004200ドル
EPYC 755132/642.0 3.0 64MB165180200後日発表
EPYC 750132/642.0 3.0 64MB130155/1701753400ドル
EPYC 7551P32/642.0 3.0 64MB1651802002100ドル
EPYC 745124/482.3 3.2 64MB165180200後日発表
EPYC 740124/482.0 3.0 64MB130155/1701751850ドル
EPYC 7401P24/482.0 3.0 64MB130155/1701751075ドル
EPYC 735116/322.4 2.9 32MB130155/170175後日発表
EPYC 730116/322.2 2.7 32MB130155/170175750ドル
EPYC 728116/322.1 2.7 32MB130155/170175後日発表
EPYC 7351P16/322.4 2.9 32MB130155/170175660ドル
EPYC 72518/162.1 2.9 32MB105120120475ドル