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 安川情報システムは2017年6月23日、経営方針説明会を開いた。2017年度(2018年2月期)からはスマートファクトリーや人工知能(AI)によるデータ分析などを提供する「IoTソリューション」、ERP(統合基幹業務システム)パッケージソフトを使った業務システムの構築や運用、保守を提供する「ビジネスソリューション」の二つを主力事業に据えるとした。

 2事業のうち、IoTソリューションを成長分野と位置付ける。同社の諸星俊男社長は「我々はIoT(インターネット・オブ・シングズ)の先駆者だと自負している。地に足のついたIoTをやっていく」と話した。

諸星俊男社長
諸星俊男社長
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 安川情報システムは2018年度の売上高を168億円と見込んでいる。久野弘道管理本部長は「現在、IoTソリューションの売上は全体の4割ほど。これを半分以上に引き上げたい」とした。

久野弘道管理本部長
久野弘道管理本部長
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 同社のこれまでの主力事業は「ビジネスソリューション」と「組込制御ソリューション」「医療・公益ソリューション」の三つだった。2016年度に「医療・公益ソリューション」の不採算事業だった「医療SI」と「健康福祉」の2事業を取りやめた。その上で主力事業を二つに再編した。

 主力事業を押し進めるため、2017年秋に製造実行システム(MES)である「MMsmartFactory」の提供を始める。ERPと生産現場のPLC(制御装置)などをつないで生産の進捗や設備の稼働状況を見える化する。

 併せて「ARソリューション」の提供も開始する。米マイクロソフトの透過型HMD(ヘッド・マウント・ディスプレー)「HoloLens」などを利用して、保守作業員が情報を共有できる仕組みを提供する。AR(拡張現実)技術により、作業を効率化できるとする。