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 慶応義塾大学の村井純教授やMITメディアラボの伊藤穰一所長ら7人の研究者は2017年7月24日、ブロックチェーン研究の産学連携組織「BASE(Blockchain Academic Synergized Environment)アライアンス」を設立したと発表した。「オープンな分散型台帳としてのブロックチェーンは、透明性の高い行政システムの構築など様々な用途に使える可能性がある。ブロックチェーンの研究開発や応用への検証をオープンな環境で実施したい」(村井氏)。

写真●BASEアライアンスのメンバー
写真●BASEアライアンスのメンバー
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 BASEアライアンスでは、ブロックチェーン技術とそのアプリケーションの研究開発、ブロックチェーン技術の実証実験を行うテストベッドの構築と運用、国際産学連携コミュニティの醸成を目指す。実証用テストベッドは、参加大学がブロックチェーンのノードを運営する学術研究用ネットワーク「BSafe.network」を活用する。

 各メンバーの興味に応じて研究プロジェクトを立ち上げ、成果を共有する。研究テーマとして、既存のブロックチェーンのセキュリティ検証、ブロックチェーンソフトの実装、パブリックブロックチェーンを円滑に運営するためのインセンティブ設計などがあり得るという。今後は企業会員も募る計画だ。

 アライアンス設立時の運営・研究メンバーは以下の通り。

  • 伊藤 穰一氏(慶応義塾大学 SFC研究所 主席所員/MIT メディアラボ所長)
  • 松浦 幹太氏(東京大学 生産技術研究所 教授)
  • 村井 純氏(慶応義塾大学 環境情報学部 教授)
  • 松尾 真一郎氏(慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授/東京大学 生産技術研究所 リサーチフェロー/MIT メディアラボ 所長リエゾン(金融暗号))
  • 岸上 順一氏(室蘭工業大学大学院 教授/慶応義塾大学 訪問教授/W3C アドバイザリーボード)
  • 鈴木 茂哉氏(慶応義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 特任准教授)
  • 林 達也氏(慶応義塾大学SFC研究所 所員 ブロックチェーンラボ 研究員)