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 日本オラクルは2017年7月26日、クラウド型のERP(統合基幹業務システム)サービス「Oracle ERP Cloud」の最新版となる「R13」の提供を始めたと発表した。「R13では特にSCM(サプライチェーン管理)関連の機能を強化した」と日本オラクル クラウド・アプリケーション事業統括 ERP/EPMクラウド事業本部長の桐生卓 常務執行役員は説明する。

写真●日本オラクルの桐生卓常務執行役員(左)と米Oracleのリチャード・ジュエル シニアバイスプレジデント
写真●日本オラクルの桐生卓常務執行役員(左)と米Oracleのリチャード・ジュエル シニアバイスプレジデント
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 R13で新たに追加したSCM関連の機能の一つに、IoT(Internet of Things)向けのモニタリングアプリケーションがある。資産の使用率や可用性などを分析する「Asset Monitoring」や、製造工程で利用する装置を監視する「Production Monitoring」、輸送に利用する車両の位置から輸送状況や経路などを監視する「Fleet Monitoring」などの機能を用意している。

 「他社が提供するIoT向けサービスとの違いは、SCMのアプリケーション群にIoTの機能を組み込んでいる点だ」と、米Oracleでサプライチェーン&製造アプリケーション開発のシニアバイスプレジデントを務めるリチャード・ジュエル氏は強調する。「他社のIoTの製品やサービスは既存のアプリケーションに外付けしているが、当社の考え方は異なる。IoTは後から付け加えるものではなく、既存のSCMと一体化して使って効果が出るものだ」とジュエル氏は、米OracleのIoTの考え方について説明する。

 SCMに限らずOracle ERP Cloud全体の日本市場でのビジネスは「非常に好調だ」と桐生常務執行役員は話す。管理会計機能の「PBCS」のほか、SCMの「購買」、製品情報のマスターデータを管理する「製品統合マスタ」などのサービスに引き合いが多いという。桐生常務執行役員は「詳細な導入数は公表していないが、日本でクラウドERP分野のトップを獲得できると考えている」と強調した。