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 あおぞら銀行グループとGMOインターネットが2017年度中の営業開始を予定しているインターネット専業銀行の勘定系システムに、米オラクルのパッケージを採用したことが、日経コンピュータの取材で2017年8月4日までに分かった。既にシステム構築に着手している。新銀行の業務やサービスに合わせ、必要なモジュールごとに導入できる柔軟性などを評価したとみられる。

あおぞら銀行の本店
あおぞら銀行の本店
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 オラクルフィナンシャルサービスソフトウェアの「FLEXCUBE」を使って、勘定系システムを構築する。FLEXCUBEはオープン環境で稼働するコアバンキングソフトで、世界シェアでトップを争う製品だ。2012年、3万人月を投じて日本市場向けの標準機能をリリースしている。

 業務機能ごとにモジュール単位で導入できるのが特徴。例えば、「総勘定元帳」や「CIF(カスタマー・インフォメーション・ファイル)」といった基盤機能、預金業務であれば「普通預金」や「当座預金」、融資業務であれば「個人向けローン」や「法人向け貸付」といった単位に分かれており、必要な機能だけを柔軟に取り込める。

 新生銀行や印HDFC銀行が銀行業務全体でFLEXCUBEを導入しているほか、ドイツ銀行は富裕層向けサービス、英HSBCは投資信託関連領域といったように特定業務での活用事例もある。ナショナルオーストラリア銀行は同行のコアバンキングシステムとは別に、ネット専業ブランド「UBank」向けにFLEXCUBEを採用している。

 あおぞら銀行グループとGMOインターネットは2016年6月24日、あおぞら信託銀行を事業の受け皿としたネット専業銀行を共同運営することで提携した。同年7月1日には、同行内に「インターネット銀行準備室」を設置。個人向けおよび中小企業を中心とした法人向けに、銀行や証券サービスの提供を目指している。同提携においては、「低価格のサービス提供を実現するために、システムはインターネットサービスの先端技術を活用し、圧倒的なコスト低減を志向する」としている。