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 トレンドマイクロは2017年10月18日、同社の不正侵入防御システム「TippingPoint」において、設定ミスによりインターネット上の百科事典「Wikipedia」(ウィキペディア)へのアクセスを遮断する症状が発生していることを明らかにした。トラブルは10月16日から発生し、10月18日時点でまだ継続中だ。

 TippingPointは、インターネットと企業ネットワークとの境などに設置し、不正な通信や不適切なWebサイトへのアクセスを遮断する。不適切なWebサイトかどうかの判断にはWebレピュテーションを採用する。Webレピュテーションは、同社がユーザーなどから収集した情報を基に算出した不適切さをURLごとに点数化し、ユーザーが決めたしきい値以上ならアクセスを遮断する仕組みだ。

 トレンドマイクロによれば、「Wikipediaの点数を誤って高く設定してしまった」(同社広報担当の高橋 昌也氏)という。ただ、TippingPointの初期状態では遮断されず、Webレピュテーションを有効にした場合に発生する。「現状は、問い合わせがあればWikipediaへのアクセスを例外に設定する方法を案内している。WebレピュテーションのWikipediaの数値は一両日中に修正する」(高橋氏)という。なお、同社の別製品で使用しているWebレピュテーション機能では同様の問題は発生していない。

■変更履歴
記事公開当初、問題の発生する条件を「しきい値を高く変更」としていましたが、正しくは「Webレピュテーションを有効」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2017/10/18 19:10]