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 スパコン開発ベンチャーのPEZY Computingとグループ企業のExaScalerは2017年12月13日、両社が共同開発したスパコン「暁光(Gyoukou)」について、2017年11月の演算性能ランキング「TOP500」で世界3位相当、省電力性能ランキング「Green500」で4位相当の性能を達成したことを明らかにした。

 暁光は、ExaScalerが2017年5月に海洋研究開発機構(JAMSTEC)のスパコンルームを間借りする形で設置し、PEZYグループが運用する液浸冷却型のスパコン。演算加速器としてPEZY Computingが開発したプロセッサ「PEZY-SC2」を搭載する。電源装置の不備などから全面稼働に至らず、2017年11月のTOP500では3位と僅差の世界4位となっていた。

 今回、稼働するPEZY-SC2プロセッサの数は1万個と2017年11月時点と同じながら、ソフトウエアの最適化でLINPACK実行演算性能を約7%引き上げて20.41ペタFLOPS(1秒当たり浮動小数点演算回数)とした。これにより、2017年11月時点で世界3位だったスイス「PizDaint」の19.59ペタFLOPSを超えた。

 実行効率は67.9%から72.4%に上昇。電力当たりの演算性能は16.34ギガFLOPS/Wになった。

 2017年11月に暁光が世界4位になった際、PEZY Computingの齊藤元章社長は「世界第3位も狙えたところ、全面稼働には至らず悔しい」と取材でコメントしていた。