PR

 「人月ビジネスからの脱却」。日本ユニシスの黒川茂社長は、14年度の決算説明会で事業構造を変革させる決意を改めて強調した。

 最大の理由は、業績の伸び悩みにある。多くの有力IT企業が過去最高の売り上げを達成する中で、同社の14年度売上高は前年度比4.8%減の2691億円と落ち込んだ。15年度からスタートした中期経営計画から推測すると、ピークの3300億円超(07年度)に超すのは18年度以降になる。

 黒川社長は、成長への課題を二つ挙げている。一つは、業種を越えた先駆的なビジネス提案を増やすこと、もう一つは、こうした新しいビジネスを早期に収益化させること。これら課題を解決するうえで、「オープン・クローズの考え方をもう少し取り入れる」(同)ことを考えている。

 オープンとは、世の中によいものがあれば、それを活用することだろう。競争優位性を発揮できない商品やサービスを取り込み使いこなすともいえる。

 クローズとは、確固たる技術力を確保するために、自社で技術やソリューションを作り上げていくこと。その使い分けをしっかり行うために、組織再編をこのほど実行した。