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 とはいえ、先ほど示した障害物ゲームのサンプル画像を見て、「いくらユニティちゃんがかわいくても、真っ白な板の上を走って、黄色や紫色の壁を避けるだけでは、面白みがない」と思われたかもしれません。そこで、誌面で紹介したゲームの舞台を、“秋葉原の街”に変えてみましょう。そんな改良も、Unityとそのアセットを使えば、実に簡単にできます。

 Unityの「アセットストア」には、ゼンリンが8月27日に公開した「Japanese Otaku City」という都市データのアセットがあります。これは秋葉原駅周辺の街並みを3Dモデル化したものです。これも無料で利用できます(関連記事:秋葉原に立つクエリちゃん、歌い踊るユニティちゃん――ブース展示も盛況)。

画面3●障害物ゲームの舞台を、ゼンリンが公開する「Japanese Otaku City」に変更。障害物も、同アセット付属の自動車データに変えてみた
画面3●障害物ゲームの舞台を、ゼンリンが公開する「Japanese Otaku City」に変更。障害物も、同アセット付属の自動車データに変えてみた
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 画面3が、筆者が試作した「秋葉原を走るユニティちゃん」のゲームです。舞台を秋葉原の街に変え、障害物を自動車に変更するだけでも、だいぶゲームらしくなったとは思いませんか。実は、このように改良するにあたって、コードは1行も追加していません。ゼンリンが提供するアセットを取り込み、Unity上で各種設定を施しただけです。ゼンリンのアセットには、都市データだけでなく、自動車のモデルも含まれています。これらを利用すれば、プログラミング初心者でも、アセットの組み合わせで見た目も華やかなゲームに仕上げられるでしょう(画面4)。

 本誌で解説記事を執筆してくださったユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの山村達彦氏は、「ゲームには完成後も発展の余地があります。異なる手法を試したり、自分なりのアレンジを加えたり。その試行錯誤こそ、最も面白い“ゲーム”の一つです」と語っています。まずは本誌で紹介するサンプルをベースに、自分なりの改良を加えるところから始めてみてください。そしていつか、完全オリジナルのゲーム作りに挑んでみてはいかがでしょう。

画面4●「Japanese Otaku City」のアセットに含まれる「クエリちゃん」という女の子のキャラクターも追加してみた(右上)。クエリちゃんはポケット・クエリーズが無償公開している
画面4●「Japanese Otaku City」のアセットに含まれる「クエリちゃん」という女の子のキャラクターも追加してみた(右上)。クエリちゃんはポケット・クエリーズが無償公開している
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