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 2015年10月14日の夜。東京・豊洲にあるNTTデータ本社の一室に、大勢の金融機関関係者やスタートアップ企業の代表者が集まった。みずほフィナンシャルグループとNTTデータが開催したオープンイノベーションイベントに参加するためだ(写真1)。

 「銀行が巨大化し、経済の中心に躍り出たのは150年くらい前のこと。150年ぶりに、アイデアを持っていれば個人でも金融機関を作れる時代が到来した。せっかく居合わせたからには、グローバルで展開する金融機関を作りたい」――。イベント後半に行われたパネルディスカッションに登壇したクラウドクレジットの杉山智行代表取締役は、みずほ関係者、NTTデータ関係者を前に大見得を切った。

写真1●みずほフィナンシャルグループとNTTデータが開催したオープンイノベーションイベントで司会を務めるNTTデータの残間光太朗オープンイノベーション事業創発室室長
写真1●みずほフィナンシャルグループとNTTデータが開催したオープンイノベーションイベントで司会を務めるNTTデータの残間光太朗オープンイノベーション事業創発室室長
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 「Silicon Valley is coming(シリコンバレーがやってくる)」。これは、FinTechを表現した言葉として有名だ。米国の大手金融機関JPモルガン・チェースのCEO(最高経営責任者)のフレーズで、筆者は杉山氏の言葉も同じ文脈にあると感じる。

 スタートアップ企業と大手金融機関という異なる立場にある両者だが、メッセージが意味するところはほぼ同じ。非金融機関が金融関サービスを生み出す時代が到来したことを告げている。