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FinTechに右往左往した金融機関

(ディレクション:エディット、イラストレーション・デザイン:岸本敬子)
(ディレクション:エディット、イラストレーション・デザイン:岸本敬子)

 2015年~16年にかけて、地方銀行を取材していると、よく「FinTechで具体的に何に取り組めばいいのかが分からない」という相談を受けた。一献交わしながら話をさらに聞くと、「上からFinTechで何かやれと言われて困っている」という。

 こうしたときに一部の金融機関はソフトバンクグループの「Pepper」に目をつけた。銀行の支店などにPepperを置き、様々なサービスの案内をさせる。当時はまだ珍しく、人を引きつける一定の効果があったと言える。だが、顧客がはたしてPepperを本当に求めていたかどうかは分からない。

 そこで、このようなコンボ利用も考えていた。

(ディレクション:エディット、イラストレーション・デザイン:岸本敬子)
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利便性を手に入れた若い世代との接点が消える

(ディレクション:エディット、イラストレーション・デザイン:岸本敬子)
(ディレクション:エディット、イラストレーション・デザイン:岸本敬子)

 筆者の周りもそうだが、銀行のATMにわざわざ足を運ぶ若い世代が減っている。手数料がかかると知りながら、コンビニエンスストアのATMで降ろす。超低金利時代に手数料分を利息で取り戻そうとしてもとうてい無理。にもかかわらず、「コンビニの方が楽だから」という理由で手数料を払うことをいとわない。

 金融機関の人と話すと、こうした若い世代の人たちの意識が理解できないという。筆者もなるべく金融機関に足を運ぶようにしているため、理解できない。だが、考えてみれば大学生のころ、目の前に公衆電話があっても携帯電話を利用していた。いくら安いからといっても、それを凌駕する利便性を前にすると、人々は対価を支払う。金融機関にとって、接点を他社に奪われることは非常に頭の痛い問題といえる。

 だから、このようなコンボ利用も考えていた。

(ディレクション:エディット、イラストレーション・デザイン:岸本敬子)
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