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 情報システムを担当しつつ、全く新しいことにも挑戦した。2016年9月から2017年3月まで、ショーのプロデューサーを兼任したのだ。

 それは『SAKURA JAPAN IN THE BOX』という題名のインバウンド向けナイトショーだった。ノンバーバルかつ70分間ノンストップで公演した。ITにも少し関係するのでこの場を借りて紹介したい。

 日本にやってくる観光客にあらゆる日本文化を短時間で体験していただく。これを目標にし、「伝統芸能×ポップカルチャー×IT」というテーマを定めた。このテーマを実現すべく、様々なジャンルから人が集まった。和楽器奏者、映像関係者、アニメクリエイター、ダンサー、いろいろな人との出会いがあった。

 私自身の経歴もあって、ITにはこだわった。スマホアプリを開発し、ショーの最中に撮影できるようにした。コミュニケーションロボットにショー会場の案内をさせてみたり、プロモーションビデオを撮影するためにドローンを客席に飛ばしたこともあった。

 エンターテインメントとITとの融合というテーマで数多くの媒体から取材を受けた。インバウンド系および公立劇場主催のシンポジウムでパネルディスカッションに登壇する機会にも恵まれた。

 ショーの企画から上演まで、約2年間携わったことは私にとって、とても大きな財産になった。こんな私でも、社会に出て会社員になってから様々な物語があり、今がある。

赤俊哉(せきとしや)
1964年生まれ。ソフトハウスでプログラマー、SEとして従事した後、サービス業の情報システム部門に転職。全社の業務改革、データ経営の推進、データモデリングとプロセスモデリングなどに従事し、現在はIT戦略の策定を担当。現場の視点にこだわりつつ、上流工程におけるコミュニケーションのあり方を追求している。2016年3月、『ユーザー要求を正しく実装へつなぐ システム設計のセオリー』(リックテレコム)を出版。