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 検査はどの工程で、どのタイミングで、どの方法で、どの判断基準で行うのか。ここで得られた結果をどのように集計し、どのように表し、どのように活かすのか。問題の原因をどのように探り当て、どのように対策を考えて実行し、結果をどのように活かすのか、といった疑問に答えてくれるのが品質管理の知識です。

 まさにロングセラーの定石です。品質管理の基本を押えれば、コストダウンや生産期間短縮にも広く展開できるすごい知識なのです。

 今回のコラムの最後に、「品質」の意味を確認しておきましょう。ものづくりは何をつくるのかを「考え」、考えた通りに「つくり」ます。そこで、この2つの「質」に着眼し、考えた内容の質を「設計品質」、つくったものの質を「製造品質」に分けて捉えます。すると、設計品質が悪いと製品に魅力がないことなので、そもそもお客様に買ってもらえません。一方、製造品質が悪いと、不良品をつくってしまうので、利益を食いつぶす上に時間もロスしてしまいます。また万が一不良品がお客様に渡ってしまうと、返品や賠償金などのコスト負担が発生するだけでなく、企業のブランドイメージも悪化します。

 すなわち、設計品質も製造品質も双方に高いレベルが必要になります。そこでこれらを管理するのですが、設計品質を管理することを設計品質管理とはいわずに「製品開発」や「商品開発」といい、製造品質を管理することを「品質管理」といっています。なんだか言葉遊びのように見えますが、この区分はしっかりと押さえておきたい点です。

 では次回は、問題解決の手法である「QC7つ道具」について、実際の現場でどのように活用すればよいのかを紹介します。