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ゲーム&ウォッチの経験を生かす

 ゲーム&ウォッチを開発した経験は、1983年登場のファミコンや1989年登場のゲームボーイでも活用された。

 たとえばファミコン。開発の中心となった開発2部は、いろいろ評価した結果、十字ボタンの採用を決めた。ただし、ここにはプラスチック成形の技術者がいなかった。そこで、横井が所属する開発1部がコントローラと本体を設計した。

 ゲームボーイは、ゲーム&ウォッチの後継品として企画された。これは「一般にはファミコンの携帯版と見られているようだが、開発したわれわれはゲーム&ウォッチのワン・ハード・マルチ・ソフト化、つまり一つのゲーム機でいろいろなゲームを楽しめるものを目指した」(横井)と言う。ゲームボーイの画面を白黒にしたのも、ゲーム&ウォッチを引き継いでいる。

 横井と岡田のコンビは、このゲームボーイの開発でも腕を振るうことになる。