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 社内SNSとは、「mixi(ミクシィ)」や「Facebook」などに代表されるネットサービス、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を、従業員あるいは取引先など向けの参加者限定型のサービスとして運用する形態を指す。2000年前後までの企業内の情報交換手段といえば、電子掲示板やグループウエアが主流であったが、これらは組織のヒエラルキーを意識した運用になりがちで、当初の期待ほど現場の課題や暗黙知を活発に引き出す成果につながらない事例が少なくなかった。そこで、よりフラットで親しみやすい情報共有の仕組みとして、SNSを社内に導入するやり方が2000年代半ばから注目され始めた。

 例えば、出産・育児などの事情で退職した女性の元従業員に社内SNSに参加してもらい、求人情報を発信して復帰を働きかける事例、あるいは、業務上の悩みや疑問を現場従業員に気軽に書き込んでもらい別な従業員が回答している事例など、組織や階層の枠を超えた従業員同士の交流やナレッジ共有を図るのに活用されている。

 このような特徴は、ワークスタイル変革においても生かすことができる。例えば、育児しながら働く女性従業員のコミュニティを社内SNS上で結成してもらったり、ワークスタイル変革に伴う疑問を現場従業員に率直に書き込んでもらうなどだ。働き方の多様化と、業務の効率化という2つの課題を両立させるうえでは、従業員同士の結びつきも変化していくことは必然であり、社内SNSはそのインフラとして大きな役割を果たし得る。