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 顧客が求めるものなら何でも提供する――。米AWSの貪欲さが増す一方だ。AWS re:Invent 2018では、オンプレミス(自社所有)環境やブロックチェーンなどこれまで同社が敬遠してきた分野を含めて、30を超える新サービスが発表された。

 「我々は顧客の声に常に耳を傾け、顧客が求めるものを提供している」。A AWSのアンディ・ジャシーCEO(最高経営責任者)は基調講演でお決まりのセリフを今年も繰り返したが、今年はその重みが違った。これまで敬遠していたタイプのサービスを発表したからだ。

 その代表格が「AWS Outposts」(写真1)。顧客のオンプレミス環境で、AWSと同じ仕組みを実現できる。AWSが設計したハードにEC2やEBSなどのソフトをインストールして提供する。

写真1 AWS Outpostsを紹介したスライド
写真1 AWS Outpostsを紹介したスライド
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 出荷開始は2019年下期の予定。機能は順次追加する計画で、RDBのサービスAmazon RDSやコンテナ管理のAmazon ECS、機械学習モデルの開発やデプロイができるAmazon SageMakerなども利用可能になる。AWSがリモートから運用管理をする。AWSの中でVMware環境を利用する「VMware Cloud on AWS」にも対応する。

 同様の製品は、米Microsoftや米Oracleも提供する。しかしAWSはこれまで、米中央情報局(CIA)を唯一の例外として、オンプレミス環境用のAWSは提供してこなかった。AWSが大きな方針転換をした背景には、AWSが独自に開発するハードの進化がありそうだ。