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写真1●富士通サポート&サービスのブース

 防犯や安全管理に関する機器やシステムなどを紹介する,セキュリティの総合展示会「SECURITY SHOW 2001」が,東京ビッグサイトで2001年3月6日から9日まで開催されている。展示内容は多岐にわたるが,ネットワーク・セキュリティの分野では,指紋認証をはじめとするバイオメトリクス認証に注目が集まっている。特に,富士通サポート&サービス(Fsas)の「Fsasバイオ認証システム SF2000 Bio」のブースは来場者が絶えなかった(写真1)。同システムの特徴は,「指紋」,「サイン(筆跡)」,「顔」,「声紋」といった,複数の認証方式に対応していること。認証方式が異なっても,1台の「バイオ認証サーバー」で一元管理できる。

 「従来は,認証方式ごとに個別にシステムを用意する必要があった」(富士通サポート&サービス マーケティング本部 マーケティング推進部 商品企画課 吉沢建哉氏)。同システムならば,クライアント側に認証装置と対応するソフトウエアを用意すれば,異なる認証方式を同時に利用できる。複数の認証方式を組み合わせてセキュリティを強化したり,ユーザーによって認証方式を変更する,といったことが容易になる。

 「SF2000 Bio」による認証機能は,各種グループウエア(ロータス ノーツ/ドミノ,マイクロソフト Exchangeなど)や,アドオンAPIが公開されている業務パッケージ・ソフト(マイクロソフト OfficeやSAP/R3など)に組み込むことができる。また,関数やライブラリを用意しているので,自社で開発したアプリケーションに組み込むことも可能である。オプション・ソフトを導入すれば,Webサーバーへのアクセス認証にも利用できる。

写真2●顔による認証のデモ画面

 特に来場者の目を引いていたのは,顔による認証と声紋を使った認証のデモ。顔による認証では,パソコンに備え付けられたCCDカメラでユーザーの顔の画像を取り込み,目や鼻の位置の特徴をディジタル化して照合する(写真2)。また,声紋での認証では,マイクから声を入力すると,あらかじめ登録しておいた本人の声紋と照合する。

 同システムは,2001年2月21日に発表された製品で,既にユーザーへの提供も開始されている。ただし,現在のところ対応している認証方式は指紋だけである。今回の展示会ではデモを披露してはいたが,顔による認証は5月,声紋およびサインについては5月以降に順次ユーザーへの提供を開始する予定である。

 価格は,標準構成(1サーバー,5クライアント・ライセンス)が50万円。1クライアント当たりの追加ライセンス料金は,クライアント数によって異なる。例えば,100クライアントの場合は,標準構成と追加ライセンスを合わせて120万円。なお,必要なハードウエア(認識装置やCCDカメラなど)やデータベース・ソフトなどは含まない。

(勝村 幸博=IT Pro編集)