PR

 NTTデータ・セキュリティは,電子メールなどに含まれるウイルスをLANのゲートウエイでチェックする「ウイルス対策アプライアンスサーバ」を3月14日に発売した。ハードウエアにはサン・マイクロシステムズの「Netra T1 AC200」を,ソフトウエアにはトレンドマイクロの「InterScan VirusWall」を使用している。

 同製品はプロキシ・サーバーとして動作し,SMTP/HTTP/FTPでLANに出入りするファイルにウイルスが含まれていないかどうかをチェックする。設置場所は,導入環境によって異なるが,ファイアウオールのすぐ内側である場合が多い。各クライアント・マシンに送られる前に検知・駆除できるので,ウイルス対策としては有効な方法である。

 特徴は,同社による遠隔監視サービスが含まれること。サーバーの稼働状況やパターン・ファイル*1 の適用状況を監視して,問題が発生した場合にはファクスあるいはメールで通知する。価格は,サーバー本体と1年間の監視および保守サービスで298万円。2年目からは年間104万3000円。なお,製品の販売や設置・保守作業はNTT系のディーラである日本テレマティークが担当する。

 遠隔監視サービスの対象は,(1)ハードウエアとソフトウエアが正常に動作しているかどうか,(2)ソフトウエアやパターン・ファイルが最新かどうかである。(1)については24時間,(2)については定期的にインターネット経由で監視する。ハードウエアの監視はICMPエコー,ソフトの監視には独自プロトコルを使用しており,監視サービスを受ける場合にはファイアウオールなどの設定を変更する必要がある。

 導入の手順は以下の通り。まず,日本テレマティークのスタッフがユーザーの環境を調べて,サーバーの設置場所などを決定する。その後,IPアドレスなどの設定に必要な情報をNTTデータ・セキュリティへ送り,同社が出荷時に設定。その後,日本テレマティークがユーザーのサイトに同製品を設置する。設置費用は製品価格に含まれる。また,ソフトウエアのパッチ適用やバージョンアップも日本テレマティークが請け負う。こちらの費用も製品価格に含まれる。申し込みから実際の設置までには,ハードウエアの在庫状況にもよるが,「2週間から3週間必要」(NTTデータ・セキュリティ)という。

 ソフトウエアのライセンス数は無制限だが,ハードウエアの性能を考えると,「対象クライアント数は500から1000を想定している」(NTTデータ・セキュリティ)。

*1 ウイルス対策ソフトがウイルス検出に使う,各ウイルスの特徴を収めたデータベース・ファイルのこと。ベンダーによって,「ウイルス定義ファイル」や「DATファイル」などと呼び名が異なる。

(勝村 幸博=IT Pro編集)