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 ワイヤレス通信業界での世界規模の企業合併/統合へ向けての動きはピークを過ぎた---。通信市場分野の調査・コンサルティング会社である英Strategy Analytics は6月28日,世界のワイヤレス通信業界の企業合併/統合の動向に関する調査および解析結果「Strategy Analytics Global Wireless Practice」を発表した。

 これによれば,ワイヤレス事業者のグローバルな企業拡張戦略は昨年前半まで非常に旺盛に進められてきたが,昨年後半からの証券市場の低迷化に伴い,ようやく沈静化したという。最近では,これまでの量の論理に代わって,質(価値)の論理が優勢になってきている。今後の企業統合は量ではなく,質を重視した戦略に基づいて行われるようになるという。投資は,単に加入者数を増加してシェアを拡大するためではなく,サービス品質の向上,高付加価値サービスの導入,利益性が高い加入者の獲得と維持などに向けられるようになる。

 市場競争力を高めるための手法として,仮想ネットワーク事業者(VNO)の効率的な囲い込みが有効になってくるという。VNOとは,ネットワークを自ら保有することなくネットワークのリセールによって通信サービスを提供する小規模な通信サービス・プロバイダである。英ヴァージン・グループの携帯電話事業などがその例である。

 今回の調査では,2006年までに世界中の顧客の60%を上位10社の通信事業者が獲得すると見ている。また,今後数年間にわたってグローバルなワイヤレス通信市場における企業合併/統合は続くだろうが,上位3社(Vodafone,China Mobile,NTTドコモ)の地位は動かないとも予想している。同社の最近の別レポート「Global Wireless Carriers - The Bigger The Better?」は,世界の大手ワイヤレス通信事業者10社の企業戦略を分析したもので,今回のレポートと併せてワイヤレス市場の動向を把握する上で役立つものと思われる。

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◎この記事は,海外で発表されたニュース・リリースの抜粋です。あくまで抜粋ですので,詳細な内容などにつきましては,必ず文末にある「発表資料」へのリンクでご確認下さい。