写真●小型ビデオ・カメラとヘッドセットがついた「Windows Messengerルータ(PBR005)かんたん導入セット」

 ハイウエスト・ブレインネットは,小型ビデオ・カメラとヘッドセット(頭に着けるイヤホンとマイクが一体になったもの)を同梱したブロードバンド・ルーター「Windows Messengerルータかんたん導入セット」を4月中旬から発売する。このセットを導入するとルーターをまたいで,マイクロソフトのコミュニケーション・ソフト「Windows Messenger」により簡単にテレビ電話を使えるようになる。

 通常のブロードバンド・ルーターではNATによりグローバルIPアドレスと,ルーターの内側で用いるプライベートIPアドレスの変換を行うため,ルーターをまたいでWindows Messengerなどの一部の双方向通信サービスを使うことはできない。

 これを解消するために,Windowsのユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ(UPnP)機能を用いる方法が注目を集めている。UPnPにより,パソコンとルーターの間で情報のやり取りを行い,Windows Messengerを使うときだけ,Windows Messengerで用いるルーターのポートを動的に開けるのだ。ハイウエスト・プレインネットはこの機能を先行してルーター製品に実装した。

 Windows Messengerルータかんたん導入セットは,この機能を訴求し,手軽にテレビ会議を使ってもらうために企画された。パソコンでは,インターネット電話の普及をにらんで,ヘッドセットを同梱したパソコンをNECや富士通が販売している。ルーター製品でこうしたセットが発売されるのは初めて。

 同梱される小型ビデオ・カメラは10万画素。パソコンとはUSBで接続する。直立させるための台はクリップ式になっていて,ノート・パソコンの液晶モニターの端に留めることもできる。ヘッドセットは頭の後にまわすネックバンド型。ケーブルの先は2つに分岐していて,パソコンのマイク端子およびライン・アウト端子にそれぞれ接続する。

 セットはルーターの違いによって3種類ある。価格はオープンだが,市場参考価格は高スループット,4ポート付きの「PBR005」を用いたセットが1万4800円,3ポート付きの「PBR004」を用いたセットが1万2800円,無線LAN機能付きの「PBRW002」が2万9800円である。

 これらのセットとは別に,画素数を30万画素に向上させた小型ビデオ・カメラとヘッドセットをセットにした「WEBカメラ(30万画素)・ヘッドセットパック」(市場参考価格4980円)も発売する。

(和田 英一=IT Pro編集)