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 情報処理振興事業協会(IPA)セキュリティセンターは6月6日,2002年5月のコンピュータ・ウイルス届け出状況を公表した。ウイルスを発見したという届け出は2410件で,そのうち1943件がKlezに関する届け出だった。Klezに感染したままでは,パソコン内のデータをすべて破壊されてしまう恐れがあるとして,同センターでは,ウイルス対策ソフトで検査することを改めて呼びかけている。

 2002年4月に大きな被害をもたらしたKlezウイルス。5月に入っても,その猛威は依然収まってはいない。3月に224件,4月に1148件だったKlezの発見届け出数は,5月には1948件にまで増加している。

 ただし,実際の被害件数はそれほど多くないようだ。Klezを含めた全体の被害件数は187件であり,発見はしたものの,対策を施していたため被害には遭わなかったユーザーがほとんどだったようだ。同センターが報告しているように,Klezに感染しているパソコン・ユーザーが依然気付かずに,Klezを発信しつづけている可能性が高い。

 Klezの感染に気付かないユーザーは,他のユーザーに迷惑をかけるだけではなく,パソコン内のファイルを破壊される恐れもある。そのため同センターでは,データ・ファイルを更新したウイルス対策ソフトで,再度チェックすることを呼びかけている。

 併せて,Klezに関するFAQウイルスに関する相談事例のページも用意している。「自分は大丈夫」と思っているユーザーも,一度目を通しておこう。

コンピュータウイルスの届出状況について[要旨]
5月のウイルス届出状況の詳細
W32/Klez に関する FAQ
よくある5つの相談事例

(勝村 幸博=IT Pro)