写真●携帯電話からコクーンを制御する Java対応携帯電話SO505iで,コクーンに接続して直接制御する携帯電話からコクーンを制御する

 フリービットは,携帯電話を用いて,ソニーのハード・ディスク・レコーダ「コクーン」を遠隔制御する「IPv6ユビキタスCE機器制御実験 on Feel6Farm」を7月2日から開始した。日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催中の「Networld+Interop 2003 Tokyo」で同社の石田宏樹CEOが同日,発表した。

 Feel6Farmは,フリービットが提供するIPv4のインターネット接続環境でIPv6通信を実現するための実証実験プロジェクト。インターネット接続事業者(ISP)によらず,無料で利用できる(関連記事)。IPv6によるネットワーク接続機能を付加した特別仕様のコクーンを実験参加者に貸し出す。これをFeel6Technology対応のルーターに接続することによって,IPv4のISPからでもコクーンのIPv6接続を実現する。

 リモコンとなるのはJava対応の携帯電話。今回の実験ではソニー・エリクソン製のムーバSO505iが参加者に配られた。携帯電話でゲートウエイ経由でコクーンに接続する。コクーンにはWebサーバー機能が搭載されており,携帯電話に操作画面を表示する(写真)。これによって,出先からでも録画予約や録画時刻の変更などの操作ができる。

 ゲートウエイからコクーンまではIPv6で通信する。コクーンはIPv6のアドレスを持つのだ。ただし,IPv6のパケットは家庭に置いたFeel6Technology対応のルーターまではIPv4のパケットに入れられて,既存のIPv4網を通ってくる。ルーターでIPv4パケットからIPv6パケットを取り出して,あて先となるコクーンに送られる。石田CEOは「IPv4でも1台なら外部から制御できるが,複数台の家電を制御するならIPv6を使う必要がある」とそのメリットを主張する。

 このIPv6ユビキタスCE機器制御実験 on Feel6Farmは8月31日まで実施する予定。なおFeel6Farm自体は,実験期間が9月末まで延長された。

(和田 英一=IT Pro)