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 シマンテックは3月30日,予定を繰り上げて「Norton Internet Security 2004」「Norton Internet Security 2004 Professional」のセキュリティ・パッチを公開した。同社製品のオンライン・アップデート機能「LiveUpdate」を実施すれば適用できる。今回公開したパッチでふさげるのは,米国時間3月19日に公表されていたセキュリティ・ホールである(関連記事)。「Norton AntiSpam 2004」にも異なるセキュリティ・ホールが見つかっているが,こちらのパッチについては,4月10日にLiveUpdateを通じて公開される予定。

 今回のセキュリティ・ホールに関する情報は二転三転した。まず,米Symantecからセキュリティ・ホール情報とパッチが公開された後,シマンテックのサイトにも「修正パッチはLiveUpdateを通じてダウンロード可能」との情報が掲載された。しかし実際には,LiveUpdateを通じて適用できるのは英語版用パッチだけで,日本語版を含む他言語版用のパッチは用意されていなかった。

 「いつもは,すべての言語版用パッチが用意できた後に情報を公開しているが,今回に限り,社内の手違いで英語版用だけを先行して公開してしまった。情報も,英語版の情報をそのまま翻訳したものを日本語サイトに掲載してしまった」(シマンテック)

 そこでシマンテックは3月23日,同社サイトの情報を「修正パッチは開発中」に変更。Norton Internet Securityのパッチは4月8日,Norton AntiSpamのパッチは4月19日にLiveUpdateを通じて公開すると告知した。

 翌3月24日には,それぞれの公開予定日を早め,Norton Internet Securityのパッチは4月2日,Norton AntiSpamのパッチは4月14日に公開するとした。3月25日には,今回のセキュリティ・ホールに関する問い合わせを電話で受け付ける窓口を設置した。そして今回,再度公開日を早め,3月30日にNorton Internet Securityのパッチを公開した。

 併せて,同社のトップ・ページに「Norton Internet Security 2004 をお持ちのお客様へ」というリンクを用意し,同セキュリティ・ホール情報にアクセスしやすくした。今までは,トップページから「セキュリティ・アドバイザリー」という,他社製品のセキュリティ・ホールを伝えるページにアクセスし,そのページから「シマンテック製品に関するセキュリティ・アドバイザリー」にアクセスしないと,同情報へのリンクは表示されなかった。「重要な情報には容易にアクセスできるようなサイト構成にしたいとは考えている。今後の検討課題にしたい」(シマンテック)。

 LiveUpdateを実施すれば,Norton Internet Security 2004(Professionalを含む)のセキュリティ・ホールは解消される。同ソフトには「Norton AntiSpam 2004」が含まれるが,そのセキュリティ・ホールも解消されるという。ただし,単体の「Norton AntiSpam 2004」用パッチについては,4月10日にLiveUpdateを通じて公開される。

◎参考資料
「Symantec Norton Internet Security/Norton AntiSpam にリモートアクセスの脆弱性」

(勝村 幸博=IT Pro)