日立製作所とNECは,IPv6対応の基幹網用ルーター/スイッチを開発・販売を行う合弁会社を設立することで基本合意に達した。新会社は2004年10月に設立する予定。通信事業者,インターネット接続事業者(ISP),官公庁,自治体,大企業などの基幹網向けに,IPv6対応の次世代ルーター/スイッチを開発する。

 両社は2004年4月1日から,共同で次世代ルーターの開発プロジェクトを進めていた。プロジェクトの人数は明らかにしていない。日立のIPv6対応ギガビット・ルーター「GR4000」をベースにしている。GR4000の帯域は320ギガビット/秒。パイプライン処理,並列処理といったメインフレーム並みのハードウエア処理により,高速処理を実現している。同プロジェクトおよびそれを引き継ぐ新会社では,これを発展させてテラビット(=1000ギガビット)クラスの帯域を持ったネットワーク機器の開発を目指す。

 合弁会社とすることにより,迅速に次世代ネットワーク機器を開発することを狙う。新会社は基幹網用ネットワーク機器の開発のみならず,販売・保守も手がける。日立としては,NECの通信事業者やISPなどに対する販売力も期待している。

 新会社の資本金は55億円の見込み。出資比率は日立60%,NEC40%。本社は東京都品川区におき,約350人で発足する。新会社の名称は未定。

(和田 英一=IT Pro)