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 レッドハットは9月27日,オープンソースのEJB(Enterprise JavaBeans)対応アプリケーション・サーバーを日本で発売した。名称は「Red Hat Application Server」。オープンソースのEJBコンテナJOnASと,サーブレット・コンテナTomcatを採用しており,クラスタリングによるフェールオーバーや負荷分散も可能。

 米国では米Red Hatが2004年8月3日から発売している(関連記事)。米Sun Microsystems,米 BEA Systems,米IBMのJava VM,Oracle,IBM DB2,SybaseなどのDBMSとの動作を保証するという。WebサービスにはオープンソースのSOAPライブラリApache AXISを使用する。

 価格は,年間サブスクリプション(1年間の利用料およびサポート料)が1サーバーあたり12万9000円。CPUとしてはIA-32,Itanium,PowerPCをサポートする。

 Red HatはOSだけでなく,ミドルウエア,アプリケーション、システム管理ツールなどを「オープンソースアーキテクチャ」として体系化し,製品化する計画を公表している。

(高橋 信頼=IT Pro)