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 コンピュータ・ウイルスの届け出先機関である情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は2月3日,1月中の届け出状況を公表した。それによると,ウイルスを発見したという届け出は4880件(2004年12月は4905件),そのうち実際に被害に遭ったのは18件(12月は23件)だった。IPA/ISECでは,「件名や本文が英語のメールの添付ファイルを開く」や「見知らぬWebページ中のリンクをクリックする」といった何気ない操作が原因でウイルスに感染する場合が多いとして,改めて注意を呼びかけている。

 報告件数が最も多かったウイルスは,相変わらず「Netsky」で1179件だった。「Mydoom」(348件)や「Bagle(Beagle)」(334件)の報告数も多かった(いずれも変種を含む)。Bagleについては,1月28日に出現した変種が特に被害例が多かったという。ウイルス対策ソフトの定義ファイルが提供される前に,国内で広がったためだ。

 IPA/ISECでは,「被害のきっかけはユーザーの何気ない操作」として,ウイルスに感染する危険性がある操作について,注意を呼びかけてる。具体的には,「件名や本文が英語のメールの添付ファイルを開く。あるいは本文中のリンクをクリックする」「見知らぬWebページ中のリンクをクリックする」「提供元が不明な無料ソフトをダウンロードする」「ファイル共有ソフトを利用して様々なファイルをダウンロードする」——といった操作が原因で感染するケースが多いとしている。十分注意したい。

 同日,IPA/ISECは1月中に寄せられた「コンピュータ不正アクセス届け出状況」も公表した。それによると,届け出件数は31件(2004年12月は55件),そのうち実害があったのは9件(12月は4件)だった。

 被害件数9件のうち,サーバーに侵入されたのが4件,メールの不正中継が2件,DoS(サービス妨害)が1件,なりすましが2件だった。サーバーに侵入された4件のうち1件は,サーバーを乗っ取ってフィッシングに悪用することを目的にしていたという。

◎参考資料
ウイルス・不正アクセス届出状況(1月分)
コンピュータウイルスの届出状況について[詳細](PDFファイル)
コンピュータ不正アクセスの届出状況について[詳細](PDFファイル)

(勝村 幸博=IT Pro)