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 「オープンソースの活用における最適な競争と協調のあり方を探る」――日本OSS推進フォーラムは,2005年3月7日,第2回の会合を開催した。会合では「現在各社が個別に行っているオープンソースの組み合わせなど検証などの作業にあたって,どこまで各社で協力して実施できるか」を探るためのワーキング・グループの設置などが決議された。

 日本OSS推進フォーラムは,2004年2月に設立された官民によるオープンソース・ソフトウエアを目的とする団体。日中韓の3国による北東アジアOSS推進フォーラム開催などのオープンソース推進などを行っている。日立製作所,富士通,NEC,日本IBM,NTTデータなどが幹事となり,経済産業省,総務省,JISAがオブザーバの立場で参加しており,情報処理推進機構(IPA)が事務局となっている。

 この日の会合では,2005年度の活動などについて議論が行われた。学校に加え自治体を対象としたオープンソース・デスクトップの実証実験の推進,知的財産権に関する問題への対応,政府調達でオープンソースの採用を促進するためのガイドライン策定などの働きかけ,日中韓オープンソース・コンテスト開催などによる人材育成などが提案された。

 また,共同での開発や検証を検討する新たなワーキング・グループの設置が提案された。共同作業によりどこまでコストや時間を削減できるか,どういった部分を競争力となる部分として各社で個別に行うべきかなどを検討する。「基幹,大規模なLinuxシステムに日本の技術力を生かせる競争と協調のバランスを探る」(日本OSS推進フォーラム代表幹事,日立製作所取締役 桑原洋氏)。

 日本OSS推進フォーラムではデスクトップ,ビジネス推進,開発基盤,サポートインフラ,人材育成,標準化・認証についてのワーキング・グループが設けられ活動を行っている。

(高橋 信頼=IT Pro)