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 Seasarプロジェクトは3月25日,Webプレゼンテーション・フレームワーク「S2JSF v1.0」をリリースした。Seasarプロジェクトは,オープンソースのDIコンテナ「Seasar2」などを開発,配布しているオープンソース・コミュニティ。S2JSFは,HTMLデザイナとJavaプログラマの分業を容易にすることを目指したフレームワークで,オープンソース・ソフトウエアとして無償公開する。

 JSF(JavaServer Faces)は,米Sun Microsystemsが中心となり開発しているWebプレゼンテーション・フレームワーク。ボタンやフォームなどのWebページの構成要素をコンポーネント化し,ビジュアル開発ツールによりイベント・ドリブン型のWebアプリケーションをドラッグ・アンド・ドロップで開発できる。

 しかし「JSFはWebデザイナにとっては敷居が高く,協業を推進するには不向きな点も存在する」(Seasarプロジェクト)。S2JSFでは,シンプルなカスタム・タグなどにより,Webデザイナがプログラミングについての知識を必要とせず,HTML単独でデザインをレビューできるようにした。またJSFのコンポーネント・タグも利用できる。「JSFのメリットを最大限に活かしながら,Javaプログラマとの分業を高いレベルで実現した」(同)という。ロジック部分は特定APIに依存しないため単体テストが容易であるとしている。

 このほかS2JFSは,HTMLフォームのデータ入出力をJavaオブジェクトに自動変換する機能,入力値チェックの設定機能,HTMLレイアウトを継承する機能などを備える。

 S2JSFは,Seasarプロジェクトの公式サイトからダウンロードできる。またサンプル・アプリケーションによる解説などもSeasarプロジェクトの公式サイトに掲載されている。

(高橋 信頼=IT Pro)