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ソースネクスト 代表取締役社長 松田憲幸氏
 ソースネクストは8月5日,1980円でLinux OS「Turbolinux Personal」を発売する。初年度の販売目標は10万本。また同社は2008年3月までにLinux対応のアプリケーションを50種類発売する計画だ。

 ソースネクストは1980円のソフトウエアで販売を拡大しており,これまでに約270種以上のソフトウエアを発売,2004年には426万本を販売している。同社 代表取締役社長 松田憲幸氏は6月21日,「これまでWindowsをターゲットにしていたが,今後LinuxとMacintoshにもターゲットを拡大する」との方針を明らかにした。

 目玉が,自らLinux OSの販売に乗り出すことだ。ターボリナックスの「Turbolinux 10 Desktop」(定価1万6590円)の機能を絞り込んだバージョン「Turbolinux Personal」を,同社の標準価格である1980円で販売する。Turbolinux 10 Desktopに付属していた商用ソフトや商用フォントはなく,1回分のインストール・サポートだけが付属する。フォントは独立行政法人 情報処理推進機構が提供しているIPAフォントが付属する。

 また,3970円の「Turbolinux Multimedia」も同時に発売する。こちらはWindows Mediaを再生できるソフト「Turboメディアプレーヤー」やデジタルカメラの取り込みソフトが付属している。

 Turbolinux Personalは商用ソフトウエアが付属しないため,無償でダウンロードできるLinuxディストリビューションと機能的にはほとんど差がないが,ソースネクストは10万本という初年度販売目標を掲げる。松田氏は「重要なのは誰が売るかだ」と強気だ。「ソースネクストには家電量販店に加え書店,総合スーパー,ホームセンター,コンビニなど約2万5000店の販路がある」(同)。

 同社ではオフィス・ソフト「StarSuite7」を2004年2月から発売している。これも無償でダウンロードできるオープンソースのOpenOffice.orgをベースにしたソフトだが,すでに30万本を販売したという。

 また松田氏は「デスクトップでのLinuxの普及のための課題はアプリケーションの不足」とする。そのため,Linuxアプリケーションも自ら拡充する。アプリケーションとしては,現在Linux対応のものはStarSuite7など4種類あるが,2008年3月までに50種類に増やす。現在,タイピング練習ソフト「特打」や携帯電話編集ソフト「軽快電話」のLinux版を開発中だ。

 Macintoshについては,現在37種の対応製品を,2008年3月までに100種に拡充する。Windowsも引き続き拡大,現在の271種を2008年3月には1000種にする。またOSだけでなく,製品のジャンルも拡大する。8月にはエニーユーザーグローバルと提携し,イヤホン・マイク付きのIP電話ソフト「いきなりIP電話」を1980円で発売する。男性のビジネス用途中心だったユーザーも女性などに拡大を図る。そのため女優の松下奈緒氏をイメージ・キャラクタに起用した。

(高橋 信頼=IT Pro)