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 中小企業向けシステム構築を手掛けるエルム(東京都港区,田原了社長)が7月1日,年商数億円から300億円クラスの中堅・中小の商社や工事会社などに適した業務システム「SOLViT」の販売を開始した。TKC,SSJ,クレオなど会計パッケージ・ベンダーと組んで市場開拓を進める。

 エルムはウッドランドの子会社で中小企業向け販売管理システムを中心に事業展開してきた。発売するSOLViTは引き合い・販売・購買・在庫・個別原価計算,プロジェクト損益・債権・債務・自動支払い・定期請求・実行管理など商社や工事会社,ソフト開発会社,広告代理店,保守会社といった業態に必要な機能を盛り込んだ「会計を除いたERP(統合基幹業務システム)的な」(田原氏)パッケージ・ソフト。加えて,会計仕分け情報をシステム内で自動作成し,多くの市販の会計パッケージと連携できる機能を標準装備している。価格は400万円から。

 田原氏によると,工事会社などでは一般的に経理部門による会計システム,現場部門による販売管理システムが個別に構築されるが,両者のシステム連携ができないケースが多い。会計システムに販売などの機能を付け加えたものは現場部門から「使いづらい」という声が出てくることもある。SOLViTはこうした問題を解決するために,会計部分だけを切り離して,商社や工事会社などの業態が求めている機能だけをパッケージ化し,会計部分は専用の会計ソフトと連携させる仕組みにした。追加のカスタマイズを可能な限り抑えられるので導入コストは2分の1から3分に削減できるという。

(田中克己=編集委員室主任編集委員)