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 フェンリルは6月30日,国産タブブラウザSleipnir 1.66の後継ブラウザとなる「Sleipnir2」のアルファ版を公開した。HTMLレンダリング・エンジンとしてInternet ExplorerとMozillaのGeckoを切り替えて利用できるタブブラウザ。Sleipnir2は,機能拡張をプラグインとして提供することなどが特徴。Sleipnirの公式サイトからダウンロードできる。

 Sleipnirは柏木泰幸氏が個人で開発していた。豊富な機能や,カスタマイズのしやすなどが評価され,多くのユーザーを持つ。Internet ExplorerとMozillaのGeckoエンジンを切り替えて利用できる。2004年11月にSleipnirのソースコードが入った柏木氏のパソコンが盗難にあい,Sleipnir 1.66のバージョンアップは停止していた。

 柏木氏は6月13日,フェンリル株式会社を設立。法人として複数のスタッフでSleipnir2の開発を進めている。Sleipnir2も旧バージョン同様,無料で利用できる。

 HTMLレンダリング・エンジンとしてInternet ExplorerまたはMozillaのGeckoを利用する。どちらかにセキュリティ・ホールが発覚した場合,もう一方に切り替えることでセキュリティを向上できるとしている。またSleipnir2では,不必要な機能は全て外せるよう,拡張機能は全てプラグインとして提供する。プラグインはスクリプトではなくバイナリのため,プラグインによる実行速度の低下は発生しないという。

 今後は,7月中旬にSleipnir2のベータ版公開を,7月末にSleipnir2 正式版の公開を予定している。

 またフェンリルは同日,携帯電話用フルブラウザ「jigブラウザ」を開発しているjig.jpと業務提携を結んだと発表した。Sleipnir2とjigブラウザとの間で,相互に「お気に入り」やRSSなどを共有,編集する機能を共同で開発する。すでに Sleipnir2アルファ版では,jigブラウザで編集したお気に入りをSleipnir2へ取り込む機能を実装した。

(高橋 信頼=IT Pro)