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 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は8月16日,Webサイトの画像などをクリックしただけで料金を請求する「ワンクリック料金請求(ワンクリック詐欺,ワンクリック架空請求)」について改めて注意を呼びかけた。IPA/ISECでは,「料金を請求されても基本的には無視する」「心配な場合には消費生活センターなどに相談する」ことを勧めている。

 2004年以降,パソコンや携帯電話などで出会い系サイトやアダルト・サイトなどを訪れた際,画像をクリックしただけで「入会ありがとうございます」などと画面表示し,料金の支払いを求めるワンクリック料金請求が増えている。国民生活センターなどでは昨年夏以降,注意を呼びかけている。今回IPA/ISECでも,改めて注意を呼びかけるとともに,その対策方法などを紹介した。

 それによると,サービスの利用契約が成立するには,料金を明示した上で,利用の意思を確認する必要があるため,それらを行っていない場合には,契約自体が不成立である可能性が高いとしている。このため,料金を請求をされても,基本的には無視し続けることを勧めている。

 そのようなサイトでは,通常のWebアクセスで取得される情報(IPアドレスや利用しているプロバイダ名,OSやブラウザのバージョン情報など)を表示して,個人を特定できると脅すケースもあるが,これらの情報を基にプロバイダが個人情報を開示することはありえないので心配する必要はないとしている。

 どうしても心配な場合には,近くの消費生活センターや国民生活センター,自治体の無料弁護士相談などへ相談することを勧めている。また,サイト側からしつこく請求される場合には,警察に相談することも勧めている。

 加えて,最近ではスパイウエアといった悪質なプログラムを使う事例が報告されているとして注意を呼びかけている。具体的には,(1)ユーザーのメール・アドレスを盗み,料金支払いの督促メールを送る,(2)デスクトップ上に「請求書」などというアイコンが貼り付いている,(3)インターネットに接続していなくても,定期的に料金請求画面が出現する——といった事例が報告されているという。

 これらについても,基本的には相手にする必要はない。スパイウエアを埋め込まれないためには,「ウイルス対策ソフトを使う」「利用しているソフトウエアのセキュリティ・ホールをふさぐ」「信頼できないサイトへはアクセスしない」といったセキュリティ対策を実施することが重要だ。IPA/ISECでは基本的なスパイウエア対策をまとめた「パソコンユーザのためのスパイウェア対策 5 箇条」を公開している。

◎参考資料
クリックしただけで料金請求された場合の対応方法について(IPA/ISEC)
あわてないで!! クリックしただけで,いきなり料金請求する手口(国民生活センター)