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 今回の記者の眼は,6月10日に公開した「『動かないコンピュータ』の解決に裁判は役立つか」について,皆さんからのご意見を紹介しながら,「動かないコンピュータ」にまつわる問題について考えていきたいと思います。

 前回の記事で指摘したことは2点。1点目は,自分のかかわっているプロジェクトが「動かないコンピュータ」になってしまったらどうするべきなのか,そして動かないコンピュータの最終解決手段として「裁判」が有効なのか,というものです。

 2点のいずれもについて,非常に興味深いご意見をいただきました。ご意見の総数は90件を超えました。改めてご意見を書き込んでいただいた皆さんにお礼を申し上げます。

動かないコンピュータからは脱出できない

 特に記者が興味深かったのは,自分がかかわっているプロジェクトが「動かないコンピュータ」になった場合の対処についてです。何人もの方から,いったんシステム開発が進まない状態,つまり「動かないコンピュータ」に陥ってしまったら,そのままでプロジェクトを続けても脱出はできない,というご意見をいただいたからです。再度,やり直すしかない,というものです。

 論より証拠。実際に,みなさんからいただいたご意見をご紹介しましょう。


 当事者になってしまっては後の祭り。高い勉強代を払ったと思ってあきらめる(責任者はクビ)。そうならないよう,いきなり巨大システムにかからずプロトタイプをしっかりやってから,契約も小出しにしてダメなベンダーは切れるようにする。ユーザーといえども,プロジェクト管理する能力がないとダメ。


 成功するプロジェクトにほとんど携わったことがない自身の私見から考えれば,脱出はまず無理だと思います。そうとなれば「コンピュータのわからないもの同士がお話ししてもらう」ことも重要だと思うので,政治的な判断に委ねることが重要だと思います。


 精算して打ち切り,がよい