製造装置・材料に関する業界団体SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)が米国時間8月31日に,2000年上半期における世界の半導体製造装置市場についてまとめた報告書「Semiconductor Equipment Market Statistics (SEMS) Report」の内容を明らかにした。SEMIとSemiconductor Equipment Association of Japan (SEAJ)が提出したデータをもとに集計した結果である。
それによると市場の売上高は出荷ベースで219億ドルに達し,1999年上半期の103億ドルと比べて112%成長した。「2000年上半期だけで1998年全体の売上高を超えた」(SEMI議長兼CEOのStanley T. Myers氏)。
製品別にみると,回路パターンを描く装置が1999年上半期から178%増加して31億6000万ドル。フォトレジスト処理装置が110%増で11億8000万ドルに達した。エッチング装置は116%増の21億9000万ドルで,イオン・インプラント装置が191%増の7億500万ドルだった。検査,アセンブリ,パッキング装置を合わせると61億ドルで,121%の成長だった。
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