「インターネットを介したビデオ通信(VoIP: Video over Internet Protocol)とASPがビデオ会議サービスの本格導入を推進する」。米Frost & Sullivanが米国時間8月7日に発表したレポート「Enterprise Videoconferencing Endpoint Market」で明らかにしたもの。

 遠隔地を結ぶビデオ会議は膨大な情報量の高速伝送が要求されるので,伝送コストやシステム価格がネックとなって普及が遅れている。しかし,VoIPとASPの組み合わせによってコストの問題が解決しそうである

 ビデオ会議サービスの1999年の市場は5億8700万ドルだったが,2006年には15億4000万ドルと約3倍の規模に拡大するとFrost & Sullivan社はみる。

 ビデオ会議サービスにおける最大の変化は,回線交換技術 (ISDN) からパケット交換技術 (パケットによるIPベースの技術)への移行である。これによってビデオ会議システムのコストが劇的に低減された。VoIP技術により,ビデオ会議システムは,従来の特殊な機器を利用した孤立的なネットワークから一般の広帯域ネットワークを用いて構成可能となり,大幅なコスト低減が可能となった。

 もう一つのコスト低減要因は,必要時にのみASPが提供するビデオ会議アプリケーションを利用することにより,ビデオ会議ネットワークの開発と維持管理コストを削減することができるようになったことである。

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