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 米Intelは,米Trillium Digital Systemsを買収することで,両社が最終的な合意に達したことを米国時間8月1日に明らかにした。買収総額はおよそ3億ドル。支払いはキャッシュと株式交換方式により行うという。買収手続きの完了時期は未定。

 Trilliumは,ネットワーク関連のソフトウエアを手掛ける未公開企業。SS7やIP,H.323といった業界標準プロトコルを実装するドライバ・ソフトのソース・コードをさまざまな機器ベンダーへ提供しているベンチャーで,品質管理の国際基準である「ISO 9001」も取得。本社はロサンゼルスだが,カナダのバンクーバーや日本,中国など,欧州やアジアにも海外営業拠点を持つ。

 Intelはこの買収により,Trilliumが提供する各種通信ソフトウエアとその技術サポートなどのノウハウを取得。取得した技術とノウハウを活用することで,自社の通信向けLSI事業を拡充を図る。具体的にはTrilliumの技術をIntelのInternet Exchange(IX)アーキテクチャへ移植し,IXアーキテクチャを採るネットワーク・プロセサ用ドライバの品揃えを増やす。Trillium社はIntel社の100%子会社となり,Intel社のNetwork Processing部門に組み込まれる予定。

 「ネットワークや通信関連のOEM企業などは,LSI製品のほか,開発期間を短縮させ,且つ自社製品に特徴を持たせるためのソフトウエア・コンポーネントを求めている。Trilliumは,IXアーキテクチャ向けソフト/サービスを含め,各種通信ソフトウエアの開発/提供および技術サポートを今後も継続する。OEMベンダー向けに提供するソリューションの付加価値を高めるため,Intel以外のベンダーとの提携も行っていく予定」(Intel社副社長兼Network Processing部門ジェネラル・マネージャ,Tom Franz氏)。

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[Intelの発表資料]
[Trilliumの発表資料]