米Microsoftが米国時間9月7日に，カリフォルニア州で開催中の「DEMOMobile2000」にて，ハンドヘルドPC向けソフトウエア「Handheld PC 2000」を発表した。
Handheld PC 2000はWindows CE 3.0をベースにする。Handheld PC 2000に含まれる主なアプリケーションや機能は以下の通り。
・電子メールやカレンダーなどの「Pocket Outlook」アプリケーションと，「Word」「Excel」「PowerPoint」「Access」などOfficeアプリケーションのポケット版。
・「Windows 2000 Terminal Services」のクライアント機能。有線または無線接続により，デスクトップ・アプリケーションの機能を利用できる。
・「Internet Explorer 4.0」互換のブラウザ。HTML 4.0，XMLやXSL，DHTML，Jscriptに対応。
・「Windows Media Player for Handheld PC」。Windows Media形式とMP3形式に対応する。
その他，電子メールのクライアント機能や個人情報管理（PIM）機能も備える。
また，米Hewlett-Packard (HP)，NEC，MainStreet Networks社のClient Devices Group（元米Vademのプラットフォーム事業部門）がHandheld PC 2000対応機器の発売を表明している。
HPは「Jornada 720 Handheld PC」を米国内で9月に，MainStreet Networksは「Clio C-10xx H/PC Pro」ファミリ製品を2000年第4四半期に出荷する。NECは「MobilePro」シリーズの追加モデルとなるが，出荷時期は未定。
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