PR

 米Qwest Communicationsが米国時間9月7日に,同社2000年度および2001年度の業績目標を明らかにするとともに,従業員の削減計画について発表を行った。

 2000年度の売り上げ目標は,当初目標としていた185億ドルを上回る188億~191億ドルとする。またEBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)を74億ドルとする見通しを立てている。同社は地域電話通信会社米U S WESTの買収・合併をすでに完了しているが,その後の事業計画を推し進めながらこれらの目標を達成するという。

 2001年度の売り上げ目標は,当初の210億ドルから213億~217億ドルとした。またEBITDAは85億ドルから,87億ドルとなる見通しである。

 今年12月31日までに4500名の正社員を削減する計画についても明らかにした。2001年末までにはさらに6500名の正社員と,1800名の契約社員も削減する。なおこれらのほとんどはU S WEST社買収により発生した重複業務や「重要度の低い」業務という。社員に対しては,業績によって報酬を与える(pay-for-performance)プログラムを実施するという。

 なおU S WEST社の買収により取得した,15社の株式資産も売却し,合計10億ドルの現金を作るという計画も明らかにした。

米Qwest,規制のためUS West買収後に14州の長距離通信事業を売却

[発表資料へ]