米Network Associates傘下のMcAfee社が米国時間9月20日に,「McAfee AVERT(Anti-Virus Emergency Response Team)WebImmune」サービス提供を始めたことを明らかにした。WebImmuneはWWWベースのウイルス対策サービスで,ウイルス駆除機能やウイルスや不正コードの更新情報をリアルタイムで24時間×7日間にわたって提供する。
WebImmuneは「AutoImmune」と呼ぶ技術をベースとする。ユーザが疑わしいコードなどをインターネットを介してAVERTに届けると,60秒~90秒以内にそれに対する情報を返送する。AVERTに提出されたファイルがウイルスや不正コードなどを含んでいると,自動的に駆除を行い,WWW経由か電子メールでユーザに返送する。この段階で確認ができない場合には,AVERTの調査スタッフがさらに分析を重ね,2~6時間以内に結果を通知する。
「現在5万5000にのぼるウイルスが蔓延しており,さらに毎月550以上の新しいウイルスが発見されている。電子商取引システムなどでは,こうした脅威に対し,即座に対応できる防備が必要」(McAfee社)。
WebImmuneサービスはWWWサイトで提供しており,12月15日までは無償とする。なお,「McAfee Active Virus Defense」のユーザには無償提供を行う。