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 ウィルス対策技術の大手であるMcAfee社は9月21日,Sun Solarisベースの電子ビジネスアプリケーション,インターネット・アプリケーション,管理サービス・アプリケーションなどに同社の主力製品であるMcAfee VirusScanエンジンを組み込むことができるソリューションを発表した。

 ウィルス検出と削除のためのVirusScanエンジンはSolarisプラットフォーム向けのMcAfee Webshield 4.1をベースとした,最も高速なアンチウイルスのソリューションである。LoveBugやMelissaなどのウィルスは電子ビジネスに重大な障害を発生させるため,ウィルスを即座に検出し,被害が広がる前に削除する技術が求められている。サーベイ会社のInformationWeek社とPricewaterhouseCoopers社が共同で行なったウィルスによる被害状況の調査結果によれば,今年のウィルスによる企業の被害を金額に換算すると全世界で1兆5000億ドルにも及ぶと見込まれている。

 McAfee Webshield 4.1は,マクロウィルス,インターネット電子メールに含まれるウィルス,トロイの木馬型ウィルス,ワーム(自己増殖型プログラム),敵対的ActiveXやJavaプログラムなど,あらゆるタイプのウィルスや有害なコードを検出し,活動を停止させる。最新の自己学習による発見的スキャン技術であるViruLogicにより,未知のウィルスも検出し,クリーニングする能力を持っているという。

 McAfee社は,Solarisベースのプラットフォームを使用しているユーザーやサービス・プロバイダに対して,このMcAfee Webshield 4.1を組み込むことで,ウィルスの攻撃に対して高い抵抗力を持つシステムを構成できるとしている。今回の発表はSun Solarisベースのプラットフォームを対象としたソリューションであるが,Windows系,Mac OS系,Linux系など他のOSによるプラットフォームへの展開も計画中である。

[発表資料]