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 米国時間10月2日に,米商務省がDES(Data Encryption Standard)後継の次世代暗号技術「Advanced Encryption Standard(AES)」として,ベルギーのJoan Daemen氏とVincent Rijmen氏が開発した「Rijndael」を選定したことを明らかにした。

 AESの選定ついては,合計12カ国から15個の暗号化技術が候補に挙がっていたが,同省傘下の標準化機関National Institute of Standards and Technology(NIST)が,1999年8月9日に候補を五つに絞っていた。なお選定は過去3年間にわたり行われた。セキュリティの精度,速度,多目的,などといった要素を考慮に入れてそれぞれのアルゴリズムを評価してきたという。

 商務省は,今後数カ月後に官報(Federal Register)で公式発表を行い,その後NISTが90日間にわたり一般からの意見を聞く。

 ちなみにAESの最終候補に残っていた五つのアルゴリズムは以下の通りである。

・MARS:米IBMが開発
・RC6:米RSA Laboratoriesが開発
・Rijndael:ベルギーのJoan Daemen氏とVincent Rijmen氏が開発
・Serpent:英国のRoss Anderson氏, イスラエルのEli Biham氏,ノルウェーのLars Knudsen氏が開発
・Twofish:Bruce Schneier氏, John Kelsey氏, Doug Whiting氏, David Wagner氏, Chris Hall氏,Niels Ferguson氏が開発

 なお,これを受けて米RSA Securityは同日,同社がRijndaelを支持し,同社のセキュリティ・ソフトウエア製品で迅速に対応する計画であるなどと発表した。

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[NISTの発表資料]
[RSAの発表資料]