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 米America Online(AOL)と米TiVoが米国時間6月14日に,提携関係を拡充したことを明らかにした。契約期間は3年間で,TiVo社のパーソナルTV機能「Personal TV Service」をAOL社のインタラクティブTV「AOLTV」に組み込む。なお,両社は1999年8月に「インターネットを通じたインタラクティブTVサービスの市場拡大を図る」としてすでに提携関係に入っている。今回の契約は,これをさらに拡大したものとなる。

 両社はAOLブランドで“dual-purpose”のセットトップ・ボックスを共同開発する。TiVo社がこれらのセットトップ・ボックスのパーソナルTV機能について独占販売権を持つ。市場への投入は2001年の初めになる予定。

 さらに,提携の一部として,AOL社はTiVo社に最大2億ドルを出資する。なお,AOL社は1999年8月の提携時にもすでに出資を行っており(金額は明らかにしていない),TiVo社の株式を保有している。

 TiVo社の「Personal TV Service」は,ビデオ・テープを使わずにTV番組の録画ができるサービス。AOLTVユーザはセットトップ・ボックスを使って,TV番組の一時停止やスロー・モーション再生などの「Personal TV Service」機能を利用できる。クリックひとつで,好きな番組を自動的に検索し,録画することも可能。またユーザの興味・関心に合った番組を推薦してくれる機能「Suggestions」も備えている。

 AOL TVは, 地上波放送やDIRECTVのディジタル衛星放送を楽しみながら,同じ画面上でAOL社のオンライン情報にアクセスできるサービスを提供するというもの。米National Semiconductorのx86互換チップ「Geode SC1400」を搭載した専用ディジタルSTBを使って視聴する。AOLのインターネット・サービスには,STBに内蔵した56kモデムあるいはxDSLモデムを介してアクセスする。この新サービスを提供するためにAOL社は,TV番組サービス事業者大手のDirecTV社,STBベンダとしてはPhilips社のほか,米Hughes Network Systems (HNS)と手を組んだ。

 なお同様のディジタルSTBの開発では,フィンランドNokiaと米Intelも提携している。LinuxやMozillaブラウザ(Netscape Navigatorベース)などのオープン・ソースのソフトウエアを用いる。Intel社は安価なインターネット端末の開発で,NECとも提携している。x86プロセサを搭載する。OSにはLinuxを使うもよう。

 TiVo社は1997年設立のベンチャー企業。HDDを使った録画装置の開発を手掛ける。AOL社のほか,ソニー,オランダPhilipsとも提携関係にあり,ソニーの「Digital Network Recorder」,Philips社の「Personal TV Recorder」にもTiVo社のパーソナルTV機能が組み込まれている。

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