米Hewlett-Packard (HP)が米国時間10月12日に,デジタル時代の恩恵を低所得地域にも広げる活動「World e-Inclusion」を発表した。
World e-Inclusionはアフリカ,アジア,中欧,東欧,中南米地域の低所得者およそ40億人の生活向上を目的としている。2001年に実施する予定のWorld e-Inclusionの主な活動内容は以下の通り。
・HP社と提携企業の製品やサービス10億ドル相当を,ベンチャー基金,特別販売,割引販売や寄付などのプログラムを通じて販売,貸し出し,あるいは寄付する。
・グローバル企業や地方団体など100万社におよぶ協力企業を集める。またWWWを介してe-inclusionのプログラムに積極的に参加する個人も募集する。
・1000以上の地方コミュニティを対象に,社会的かつ経済的援助を行う。
HP社は低所得地域の支援に必要な技術,製品,およびインターネットを介したサービスをとりまとめ提供する。衛生,教育,情報関連の職業,金融サービスの利用などに関する支援に重点を置く。
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