台湾の半導体生産大手Taiwan Semiconductor Manufacturing Company (TSMC)が米国時間10月19日に,2000年第3四半期の決算を発表した。売上高は474億9100万台湾ドル(約15億3300万米ドル。ジョイント・ベンチャーの売上高59億4300万台湾ドルを含む)で,前年同期の194億700万台湾ドルに比べ141%増となった。
販売数の増加や平均販売価格の上昇,またTSMC-Acer (TASMC)社およびWorldwide Semiconductor (WSMC)社との合併が売上高急増をまねいた。TSMCは今年6月30日付けで両社との合併を完了している。
純利益は前年同期の61億3700万台湾ドルから227%跳ね上がって200億5800万ドル(約6億4700万米ドル)。 希薄化後の1株当たりの利益は前年同期の0.62台湾ドルと比べて180%増の1.74台湾ドル。
製品出荷数は8インチ・ウエーハが94万2000枚(ジョイント・ベンチャーの数字も含む)で過去最高を記録。前年同期の46万5000枚から102%増加した。
営業利益は前年同期比160%増の186億1500万台湾ドル(約6億100万米ドル)。単価の上昇に加え,工場の高稼働率(107%)も効いた。
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