米Beが米国時間10月24日に,インターネット端末向けプラットフォーム「BeIA」のPersonalJava対応に関して,米Sun Microsystemsから承認を得たことを明らかにした。
BeIAベースのネット端末で,ゲームや生産性向上ツールなどPersonalJava技術に対応したコンテンツが利用できる。
BeIAは,金融情報管理サービスをはじめ,映画や音楽のダウンロード/再生など幅広い用途をカバーするインターネット端末に向けたプラットフォーム。クライアント・ソフトウエアや開発ツール,デバイス管理ツールなどから成る。電源オンで素早く立ち上がり,TVや携帯電話のような感覚で使えるようにしたという。これまでに台湾のFirst International Computer(FIC)が同社のネット端末「SMART BLUE」に採用している。
FIC社のほかにも,米Compaq Computer,米National Semiconductor,Qubitなどのベンダーと提携を結んでいる。また,ノルウェーのOpera SoftWareとのあいだでOpera社のWWWブラウザの組み込みで,米RealNetworksとはメディア・コンテンツ・サービスの提供を受けることで提携している。BeIAは,Opera社とRealNetwork社のコンテンツを含めても8Mバイト足らずの容量で収まるという。
BeIAの詳細は以下の通り。
・WWWブラウザ向け言語:HTML 4.0, XML, JavaScript (ECMAScript), SSL 2.0 and 3.0, CSS 1 & 2
・ストリーミング・メディア:RealSystem G2, Macromedia Flash
・ビデオ形式: QuickTime, AVI, MPEG1, Cinepak, Intel Indeo
・オーディオ形式:MP3, 主要パソコン向け形式
・デバイス・サポート:USB, IEEE 1394, analog I/O, CD-ROMの読み書き, Windowsファイル・システム
・記述言語:C++, PersonalJava
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